長野・松代高時代から足は速かった。50メートル6秒の俊足に守備範囲の広さが魅力だが、昨季まで2年間の通算打率は2割4分と打撃面が課題だった。昨季終盤は代走、守備堅めでの起用がほとんど。だが、新任のブラウン監督に今年の春季キャンプで「スピードがある。1番は決まり」と見初められた。
左打ちだが、最近では左投手が出てきても1番に座る。4月中は打率3割前後で、5月に入ってやや落ちたが、出塁率はコンスタントに3割をキープ。得点圏打率が4割を超えるなど勝負強さが目立つ。5月1日のKスタ宮城でのオリックス戦では決勝適時安打を放った。
課題も多く、俊足が売り物なのにまだ5盗塁。犠打も7と物足りず「失敗の方が多い」と本人も自覚する。苦手なバントの技術を磨こうと、試合後に居残り練習する姿も見られる。
弱点を一つずつ克服し「チャンスで回ってこいと思うようになった」。胸を張って断言する口調に、昨年までのひ弱さはない。




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